護王神社のご利益は正直者を救ってくださる御祭神
2019.02.19
京都の御所の西側に和気清麻呂を祀る護王神社があります。
和気清麻呂は日本人が好む生き方をした人です。
人の為に生きたことで多くの参拝者が訪れる御祭神となっています。
護王神社のご利益は正直者を助けてくれる御祭神です。
護王神社の御祭神和気清麻呂
護王神社の御祭神は和気清麻呂という人物です。
和気清麻呂は奈良~平安初期の人物です。
時の権力者道鏡が皇位に付こうとした際に、朝廷は宇佐八幡の神託を得ようとします。
その際に和気清麻呂は神託を得るために派遣されます。
出発前に道鏡からは自分に有利に神託を持ち帰るようにいわれます。
しかし清麻呂はそうしませんでした。
宇佐八幡神託は道鏡の法皇を否とします。
そこで称徳天皇と道鏡から迫害を受け、九州に流されます。
しかし、道鏡失脚後に都に返り咲きます。
そして、長岡京から平安京への遷都を主導しました。
和気清麻呂は道理に逆らわずに、また甘い誘いに乗らなかったことで返り咲きが果たせました。
護王神社のご利益足腰のご利益の逸話
護王神社のご利益で一番有名なのは足腰にご利益があるという話です。
護王神社の足腰のご利益は和気清麻呂のある逸話が元になっています。
護王神社のご利益足腰にご利益のある逸話
和気清麻呂は九州に流された際に、宇佐八幡の近くで道鏡の追手が迫ります。
その時、300頭の猪が和気清麻呂を乗せて宇佐八幡に駆け込んだそうです。
和気清麻呂はここで宇佐八幡に助けられたのですね。
神様に助けられたと話はその人物のその後に追い風が吹くことが多いです。
和気清麻呂はその際に足を怪我していたそうですが、宇佐八幡から出てきた際には足も治っていたようですね。
そこから和気清麻呂を祀る護王神社のご利益は足腰にあるとなっていったようです。
護王神社が神社となった理由
護王神社は江戸末期の1851年、時の孝明天皇から神号を送られます。
朝廷に尽くした忠臣という点を評価されたことで後に神社となります。
この時期、忠臣として評価された人物は他には楠木正成ですね。
護王神社のご利益は正直者が救ってくださる御祭神
和気清麻呂は実在の人物で護王神社の御祭神となっています。
そこから見えてくるのは和気清麻呂の誠意のある生き方ですね。
さらに逸話から読み解くと、猪の助けや神様のご加護があります。
一つ面白いのは道鏡ですね。追手を差し向けていたという話です。
余計なことをすることで道鏡は運気も下がっているような気配です。
また、この逸話は逸話として残ることで道鏡の悪事を紹介しています。
こういう点から護王神社のご利益は正直者を救ってくださると言えるでしょう。
また、道鏡のように余計なことをしてくる人にも効果があるように思います。
学校や会社で嫌なことがあった時は、護王神社を訪ねてみてください。
誠意を込めて生きていればきっと護王神社の御祭神がお導きしてくださるでしょう。
護王神社のご利益と御祭神和気清麻呂について紹介しました。