大徳寺本坊の御朱印と特別公開拝観と狩野探幽の襖絵

2019.02.03

京都紫野の茶の寺大徳寺。
普段は見ることができない大徳寺の本坊。
大徳寺本坊の御朱印をいただき、特別公開拝観に行き、狩野探幽の襖絵を拝見しました。

大徳寺の本坊は圧巻のスケール

大徳寺本坊の庭 記念写真集より

大徳寺本坊は大徳寺山門(金毛閣)の西側を北へまっすぐ突き当りに所在します。
大徳寺の塔頭には拝観できる塔頭もありますが大徳寺本坊は普段は非公開です。

今回の大徳寺本坊の特別公開は2019年1月10日~3月18日でした。
寒い、人のあまり押し寄せない時期に特別公開をするのですね。
公益社団法人京都観光協会主催です。
なので大徳寺本坊の拝観受付も観光協会の方がされていました。

大徳寺本坊の庫裡 記念写真集より

大徳寺本坊は庫裡のような場所からの入場になります。
入場口の庫裡と本堂方丈の間に素敵な机と椅子が置いてあります。

広い和風空間に西洋の雰囲気の机と椅子。
写真を撮ることができませんでしたが、とても素敵な空間でした。




大徳寺本坊方丈の狩野探幽の襖絵

大徳寺本坊方丈の襖絵は狩野探幽が描いています。
これが84面もあります。

方丈とは禅宗寺院の本堂を指します。
大徳寺本坊方丈は狩野派の襖絵が担当して作られました。
方丈室中には山水画となっています。
墨の濃淡で遠近感を表現しています。

狩野派といえば、狩野永徳の洛中洛外図が著名です。
織田信長にも愛された狩野派は時代の中心でした。
大徳寺もまた時代の中心だったのでしょう。

ちなみにこちらも非公開と撮影禁止でした。

大徳寺本坊の御朱印

大徳寺本坊では御朱印をいただくことができます。
しかし、普段は非公開のため大徳寺本坊の御朱印も普段は拝受できないようです。



大徳寺本坊の御朱印には本朝無双禅苑とあります。
本朝とは日本のことですね。
無双は二つとないという意味です。

「日本に二つとはない禅苑」

大徳寺の歴史的経緯と力強さが見えてきます。


大徳寺本坊は特別公開時に拝観できる


今回は会社のスタッフと一緒に

大徳寺の本坊は基本的には拝観謝絶です。
特別公開の際には拝観できます。

私の知人に大徳寺関係の方がいます。
その方曰く、年末は各塔頭から人が集まり本坊の掃除をするそうです。
広い空間ですが、掃除に慣れた関係者で1日で綺麗に掃除するそうです。

禅宗は作務を尊ぶ体験の仏教

禅宗といえば作務を尊びます。
自分で行うということが重要で、体験の仏教と言われます。

京都は門掃きという朝の掃除の文化があります。
それは一つは禅宗寺院の繁栄と共に広がったかもしれないですね。

大徳寺本坊の御朱印と特別公開について紹介しました。


お散歩スポットのご紹介

大徳寺本坊

〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町53

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