大徳寺月釜茶会は三千家交代の利休忌に合わせて28日開催

2018.09.10

大徳寺は千利休の縁のお寺です。 大徳寺聚光院には千利休を始め茶道三千家のお墓があります。 茶道三千家では千利休の月命日‘利休忌’を交代で聚光院で行っています。 また大徳寺聚光院の利休忌に合わせて塔頭では月釜の茶会も催されます。 今回は2018年6月28日に訪れました。 大徳寺の利休忌と月釜茶会を訪ねました。

大徳寺には塔頭数24・4寺院が拝観できる

大徳寺には塔頭と言われる小さな寺院が24を数えます。 ただし、すべての寺院が拝観できるわけではありません。 大徳寺山内に入れば拝観謝絶の寺院もあります。 大徳寺の塔頭で拝観できるのは龍源院・瑞峯院・大仙院・高桐院の4寺院です。 大徳寺には塔頭が24あり、拝観できるのは4寺院となります。

大徳寺利休忌は茶道三千家で交代で執行

大徳寺で行われる利休忌は茶道三千家が交代で執り行います。 利休忌は大徳寺塔頭の聚光院という塔頭で行われます。 基本的に三千家交代で執り行われています。

表千家 1月・4月・7月・10月 裏千家 2月・5月・11月 武者小路千家 3月・6月・9月・12月(8日)

※大徳寺利休忌は8月はありません ※12月は8日となっています

利休忌には各流儀の社中の方以外でも参加できます。

大徳寺塔頭聚光院

聚光院は阿波の戦国大名三好義継が父三好長慶の為に建立しました。 聚光院の方丈(本堂)は狩野永徳の襖絵が有名です。 現在は国立博物館に寄託されており、方丈には複製を置いています。

聚光院の千利休宝塔の由緒

聚光院の墓地には千利休と三千家歴代の墓が並びます。 千利休の宝塔は船岡山にあった供養塔を利休自らの墓標としたと言われています。

大徳寺の月釜と参加費

大徳寺山内では月釜のお茶会が千利休の月命日に合わせて行われています。 瑞峯院・大慈院・玉林院・三玄院・興臨院(すべて要確認)で行われています。 参加費は1000~2000円と、参加しやすいです。

私も友人と誘い合ってよく参加しています。 ちなみに、月釜の茶会は各流儀の先生方が担当されます。 しかし、違う流儀は参加できないということはありません。 最近は特に流儀を問わないお茶会も増えています。 お茶の大徳寺の月釜に着物で参加するととても晴れ晴れしい気持ちになります。 大徳寺の利休忌と月釜を紹介しました。

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大徳寺

京都府京都市北区紫野大徳寺町53

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