東大寺二月堂のお水取りで奈良を訪れました
2019.03.13
京都から電車で1時間ばかり。
奈良に春の訪れを告げる東大寺二月堂のお水取り。
今回は奈良の方のご案内で参拝しました。
東大寺二月堂のお水取りで奈良を訪れました。
東大寺のお水取りと奈良の春
関西では3月1日になるとメディアも一斉に東大寺のお水取りを紹介します。
東大寺のお水取りは正式には二月堂の修二会という行事です。
人は生活している中でどうしても様々な迷惑や罪を作ってしまいます。
その罪を許してもらうために、東大寺では修二会を執行されています。
ちなみに東大寺は国家を護るための仏教を研究する国家鎮護の寺院です。
日本の安寧を祈り、この国の住人の罪を許してもらうためのお祈りになります。
そして奈良では東大寺のお水取りが終われば春が訪れるというそうです。
奈良の友人は暖かくなってもお水取りが終わるまではまだ冬だといっています。
東大寺お水取りの大松明
東大寺の修二会は3月1日から14日まで行われます。
テレビでお水取りの様子が流れる際には二月堂の松明の映像ですね。
お水取りの松明は基本毎日10本となっています。
ただし、12日のみ松明は大松明となり、本数も11本となります。
12日の大松明は7m。
1人の童子によって担がれます。
松明の重さは約40㎏。
一方の大松明の重さは約60㎏。
この重い大松明を持って、童子は二月堂を登って駆けます。
とても勇壮な姿を拝見できました。
ちなみにこの松明は、修二会の行事の中の行事の一つです。
お水取りというのもまた修二会の行事の一つになります。
お水取りは一般・招待券参加に分かれる
東大寺修二会の参加は一般参加と招待券参加に分かれます。
一般参加は松明を1本~2本ぐらい拝見できるような流れになっています。
招待券参加は二月堂の真下の部分が区切られており、そこから拝見できます。
今回は奈良の友人に招待券をいただきました。
招待券がある場合は松明終了後、二月堂の堂内に入堂できます。
ただし、女性は局という部屋からの拝見になります。
東大寺修二会は3月12日は明け方まで行われる
お水取りは松明が終われば多くの方が潮が引くように帰っていかれます。
しかし、修二会は毎日0時過ぎまで行われています。
そして、3月12日は明け方4時まで行が続きます。
途中、二月堂の南北には茶店と休憩所・トイレなどがありますので、休憩しながら拝見しました。
今年のお水取りはとても暖かかったのですが、いつもはとても寒いようです。
防寒は必須です。
東大寺のお水取りで奈良を訪れました。