鍵善良房のくずきりは上品な黒蜜と白蜜

2018.11.10

京都のくずきりといえば鍵善良房ですね。
鍵善良房は祇園の八坂神社の近くにあります。
鍵善良房のくずきりは上品な黒蜜と白蜜です。

 

鍵善良房の歴史

鍵善良房は江戸時代中期享保年間まで歴史が遡れるそうです。
享保年間といえば徳川8代将軍吉宗ですね。
この時代、多くの老舗商人が廃業し、新興の商人たちが活躍したそうです。
治期に鍵善に名前を変更し、昭和の大戦期に一時休業し、終戦後に営業再開します。

 

くずきりの原料は吉野葛

くずきりとは吉野葛と水を熱して温め、トレイの中に流し込みます。
そのトレイに冷水をかけることでくずと水分が融合します。
その後麺のように切ります。
くずはのど越しとても良いので、夏は特に人気があります。

 

鍵善良房のくずきりは上品な黒蜜と白蜜

鍵善良房のくずきりは吉野本葛を使用しています。
吉野葛と吉野本葛には違いがあります。
吉野葛は葛が50%入った物を指します。
吉野本葛は葛100%の物を指します。
また、鍵善良房のくずきりの吉野本葛は奈良県宇陀市の森野旧薬園の葛です。
森野旧薬園は江戸期に幕府御用達だった老舗葛店です。


ちなみに、くずきりの蜜には黒蜜と白蜜が用意されています。
黒蜜は沖縄県波照間島の黒糖を使用しているそうです。
今回は黒蜜と白蜜を頼んで比べてみました。
白蜜はあっさりと、黒蜜は濃厚で味わい深くいただきました。

鍵善良房のアクセス

鍵善良房は京阪四条駅から東に徒歩3分ほどでアクセスできます。
鍵善良房は四条通の北側に所在します。
地下鉄では四条烏丸から徒歩で15分ほどはかかるでしょうか。
結構遠いので、タクシーをご利用ください。


京都の夏は鍵善良房をおすすめします。
鍵善良房のくずきりは上品な黒蜜と白蜜でした。


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