日吉大社の歴史と御祭神のご利益について
2019.06.22
京都の鬼門に鎮座する比叡山延暦寺。
その比叡山延暦寺を守護として名高い日吉大社。
日吉大社の歴史と御祭神のご利益について紹介します。
日吉大社の歴史は1350年の歴史を誇る
日吉大社は古事記にも記されている神社になります。
崇神天皇の治世7年に日枝の山から現在地に移された伝承を持ちます。
日吉大社の歴史は天智天皇の治世668年に創建された由緒を持ちます。
まだ奈良に都ができる前、大津に都があったころの話ですね。
古事記にも記され、創建は天智天皇の頃。
日吉大社としての歴史は1350年を誇ります。
日吉大社の御祭神の歴史
日吉大社の御祭神は本宮の二柱と摂社の五柱で日吉七社と呼ばれています。
日吉大社本宮の御祭神
西本宮 大己貴神
東本宮 大山咋神
日吉大社摂社の御祭神
牛尾宮 大山咋神荒魂(荒魂)
樹下宮 鴨玉依姫命
三宮宮 鴨玉依姫命荒魂(荒魂)
宇佐宮 田心姫神
白山宮 菊理姫命
日吉大社ご御祭神は大己貴神と大山咋神です。
大己貴神は大国主命のことになります。
大山咋神は山の地主神だと言われています。
日吉大社のご利益
日吉大社のご利益を御祭神から考えてみます。
大己貴神は大国主命なので、開墾や豊作の神様になります。
大山咋神は山の神様になります。
そこから日吉大社のご利益を考えます。
日吉大社のご利益はこれから何かを始める人にとってご利益があるでしょう。
開墾や開拓というのは物の始まりですね。
また、山の神様は登山などの安全祈願にご利益があるのではないかと思います。
日吉大社のご利益はこれまで登ったことのない登山の安全祈願かもしれないですね。
ちなみに、大己貴神と大山咋神が出会ったといわれている岩が比叡山にあります。それは一説には最澄が大山咋神に出会ったという伝承にもなっています。
また、大己貴神は奈良の大神神社から勧請されたといわれています。
しかし、大宮神社の御祭神は大物主命なのですね。
こちらも大国主命の同神と言われていますが、少しニュアンスが異なるようです。
大国主命は大黒さんでもあります。
西陣の渡文は大黒町が住所になります。
とてもご縁を感じます。
日吉大社の歴史と御祭神のご利益を考えていました。